ただ、君を愛してる@TGFトウキョーシネマショー2006

e26o2006-08-13

日曜の朝からイイノホールへ、開場30分前に到着すると、すでに会場の7Fから1Fまで長蛇の列。ナメテマシタorz
定刻どおりに開場して入場すると、なんかセンターにエアポケットのような空席を発見!なんとか滑り込む。これで一安心、映画の上映を待つばかり、司会の方のTGFの説明やら東映の広報の紹介やらのあと、いよいよスタート。

原作:市川拓司
監督:新城毅彦
出演:玉木宏宮粼あおい黒木メイサ上原美佐ほか

ベースは、広末涼子松田龍平で公開された映画「恋愛寫眞」、これを元にノベライズされたのが市川拓司のファンタジックな原作「恋愛寫眞 もうひとつの物語」。原作のファンタジックなストーリーがどんな風に描かれていたのか興味深深で鑑賞。

(以下ネタバレ)
NYから誠人のもとに一通の手紙が届いた。差出人の名は里中静流。あのとき姿を消した静流からだった!
静流に会うためNYへと旅立った誠人の下に現れたのは…

大学入学の初日、入学式にも出ず学園近くの横断歩道で奇妙な出会いを遂げる、誠人と静流。お互いコンプレックスを抱えていた2人は、誠人が趣味にしている「写真」を通じ仲良くなるも、誠人にはずっと憧れていたみゆきという存在がいた。
そんな気持ちを知っていた静流は、誠人とみゆきの仲をとりもち、応援していた。ある日、カメラのコンテスト用に作品を撮ることになり、静流が思い描いたのは2人が共有していた湖畔でのキスの風景。その「ただ一度のキス」をし、静流は誠人の前から姿を消した…

そんな話。
まぁ、静流と誠人この2人の関係が、ピュアでプラトニックでせつなくも悲しいエンディングを迎えるだけに、ちょっと泣きモード。

宮崎あおい演じる「静流」は、ダサダサの成長前の静流と見目麗しく成長を遂げた静流の2通りの容姿が必要なわけで、愛くるしくも恋人として誠人を振り向かせるほどでもなく、誠人の前ではみゆき(黒木メイサ)に劣るはずなんだが、メガネでボサボサで“オリジナル”な格好でぁぉぃちゃんが誠人と出会いうファーストシーンで、自分の中ではこんなぁぉぃちゃんもかなりキュートでかわいかったりする!?ので、ちょっと物語として心配だったり…

セリフにもあったけど「好きな人が好きな人を好きになりたい」。どこかで見かけた片思いの風景。昔見た映画「恋しくて」とかをちょっと思い出した。NANAで見せたハチとはまた違う陽性のぁぉぃちゃんがめっちゃかわいいわけで、反してみゆきの美しさとかがそれほど描かれていないので誠人が何を見て憧れているのか?って説明が不足してしまっている気がする。


最後の“白鳥”となった静流の姿を観て、また涙してしまったょ。


映画『ただ、君を愛してる』公式サイト:http://www.aishiteru.jp/